【解説】ダイビングライセンスの種類について
ダイビングライセンスの種類はたくさんあるの?
自分にあったライセンスってなに?
温かくなってきたこれからの季節にダイビングを始めたい方のために、ダイビングライセンスの種類や特徴を説明します。
ドーモ、コバヤシです(๑´ε`๑)
目次
1.ダイビングライセンス(Cカード)とは?
2.ダイビングライセンスの種類1:指導団体の違い
●PADI
●NAUI
●SSI
●CMAS
●BSAC
3.ダイビングライセンスの種類2:ランクによる違い
●ランク別名称の違い
●BSACのダイビングライセンス(Cカード)について
◇入門ライセンス:スクーバダイバー
◇初級ライセンス:オーシャンダイバー
◇中級ライセンス:スポーツダイバー
◇上級ライセンス:レスキューダイバー
◇プロライセンス:アドバンスダイバー/ダイブディレクター
4.ダイビングライセンス(Cカード)がないとダイビングできない?
5.まとめ
ダイビングライセンス(Cカード)とは?
「ライセンス」「Cカード」「Cライセンス」などなど、様々な呼び方をされるダイビングライセンス。
はたして何が正解か。はい、これ全部正解で同じものを指しています。
CカードとはCertification Card(サーティフィケーションカード)の略称で「認定証」という意味です。
ダイビングを趣味しようと思うと、このダイビングライセンス(Cカード)を取得しなければなりません。
Cカードを取得したということは、ダイビングに必要な知識とスキルを身につけたという証明となります。
このダイビングライセンス(Cカード)は国家資格ではなく、民間の団体(指導団体)が発行しているものです。
ライセンス=免許の意味なので、厳密にはライセンスというのは違いますが、一般的にはダイビングライセンスという言葉が浸透しています。
Cカードには名前と顔写真が載りますが、身分証としては使用できません。
このCカードは一度取得すると、車の免許のように更新はありません。
更新はありませんが、取得以降ずっとダイビングの知識や技術を保証するものではないのです。
しばらくダイビングをしていないとダイビング技術は低下し、知識も忘れていってしまいます。車の運転と同じですね。
ダイビングは慣れの遊びです。
Cカードは取得してからがスタートです。取得をゴールとせず取得してからいろいろな場所にダイビングに行くための道具としてとらえてくださいね!
ダイビングライセンスの種類①:指導団体の違い
ダイビングライセンスを発行している、民間の指導団体はひとつではなく、実はたくさんあるのです。
指導団体とは、営利や非営利の団体や会社で、ダイバーの育成や指導、ライセンスカードの発行・安全管理、環境保全などの活動をしています。
指導団体によって、企業理念やカリキュラムが少しづつ違っています。
ライセンスを取得するには、たくさんある指導団体の中でどこのダイビング指導団体のライセンスを取得するかも大事な選択肢となりますね。
指導団体によっては、「世界中で使用できるCカード」「国内だけで使用できるCカード」「発行しているお店だけで使用できるCカード」など様々な種類のCカードを発行している団体があります。
主な指導団体を選べば、基本的には「世界中で使用できるCカード」となります。
その主な指導団体をご紹介。
PADI(パディ) Professional Association of Diving Instructors
ダイビングの指導団体といえば「PADI」と名前が上がるほど、知名度No.1の団体。
1966年アメリカで設立。
全世界のダイバーの約60%以上のシェアを誇る、世界的に一番普及している指導団体です。
NAUI(ナウイ) National Association of Underwater Instructors
NAUIは1960年にアメリカで誕生。
世界で初めてインストラクターコースを開催し、現在のダイビング指導機関を作ったパイオニア的存在の指導団体です。
PADIと並んで知名度のある指導団体です。
SSI(エスエスアイ) Scuba School International
こちらもアメリカ発祥のダイビング教育機関で、現在130カ国以上で活動し、40カ国以上の言語で教材を提供しています。
SSIの最大の特徴は、徹底した指導品質へのこだわりです。
CMAS(クマス/シーマス) Confederation Mondiale des Activities Scubaquatiques
フランス発祥の団体で、CMASとは「世界水中連盟」の意味の略です。
世界最大の水中活動機関: 160カ国が加盟する、水中活動の国連のような存在で
水中活動の支援と指導を主なっている団体です。
BSAC(ビーエスエーシー) the British Sub-Aqua Club
イギリスのロンドンで設立された世界最古のダイビング教育機関。
「SAFETY FIRST = 安全はすべてにわたって優先する」というポリシーのもと、活動をしている団体です。
ダイビングライセンスの種類②:ランクによる違い
ランク別名称の違い
指導団体により名称は異なりますが、ダイビングライセンスにはレベルに応じたCカードの種類があります。
これがダイビングライセンスの種類をややこしくしている大きな要因のひとつですね( ゚Д゚)
一覧にまとめてみました!
ランク/指導団体 | PADI | NAUI | SSI | CMAS | BSAC |
入門ランク | スクーバダイバー | パスポートダイバー | スクーバダイバー | ベーシックダイバー | スクーバダイバー |
初級ランク | オープンウォーターダイバー | オープンウォーターダイバー | オープンウォーターダイバー | オープンウォーターダイバー | オーシャンダイバー |
中級ランク | アドバンスド オープンウォーターダイバー |
アドバンスダイバー | アドバンスド アドベンチュアラー |
アドバンスド オープンウォーターダイバー |
スポーツダイバー |
上級ランク | レスキューダイバー | マスターダイバー | マスターダイバー | マスタースクーバダイバー | ダイブリーダー |
プロ | ダイブマスター | ダイブマスター | ダイブマスター | ダイブマスター | アドバンスダイバー/ ダイブディレクター |
上記一覧が指導団体別、ライセンスの名称の違いになります。
なんとなく似てますね!
どの指導団体も入門ランクからプロレベルまで、ランク別でCカードが発行されます。
BSACのダイビングライセンス(Cカード)の種類について
ここからは、レーブが加盟しているBSACのCカードのランクについて簡単にご紹介します。
出典:BSACホームページ
◇入門ライセンス:スクーバダイバー
スクーバ器材を正しく安全に使える能力を習得するためのコースで満10歳以上から受講可能。
取得後トレーニングを受けた場所と同等の穏やかな海域で、BSACインストラクター及びアドバンスダイバーもしくは他団体の同等レベルのダイバーの管理下で、水深12mまでの範囲を無滅圧潜水時間内でオープンウォーターダイブを楽しむことができる。
◇初級ライセンス:オーシャンダイバー
世界的に認められるダイバーとして認定を受けるための第一歩ダイバーとして、必要最低限の知識と技術を身につけた証となるライセンス。
満15歳以上から受講可能で、取得後トレーニングを受けた場所と同等の穏やかな海域で、同等レベルのダイバー以上と共に、日中の水深18mまでのダイビングを楽しむことができる。
◇中級ライセンス:スポーツダイバー
初級ライセンスコースで得た知識やダイビング技能にさらに新しい環境、新しいダイビングスタイルを紹介し、もっと幅広い活動範囲でのダイビングが可能になるコース。BSACダイバーの最初の目標といっても良いでしょう。
初級ライセンスの認定を受けていて、満15歳以上で受講可能。
取得後トレーニングを受けた場所と同等の穏やかな海域で、同等レベルのダイバー以上と共に、水深30mまでのダイビングを楽しむことができる。
◇上級ライセンス:ダイブリーダー
ダイビングに潜在しているリスクを理解し、効果的な対処に役立つ知識を身につけダイビングにおけるトラブルの予防と対処に必要な技術のトレーニングを行う。
また、様々なコースのセーフティーダイバーとして活動し、リーダーシップ活動の最初のページを開くことになるライセンス。
◇プロライセンス:アドバンスダイバー/ダイブディレクター
BSACの各種トレーニングコースの正規アシスタント、あるいはガイドダイバーとして活動するために必要な技術、知識を修得し、実際の経験を積むコース。
異なるダイブサイトや、異なる状況下で行われる安全なダイビングを計画する能力も養います。多くのダイバーと接し、良きリーダーとなることを目指す。
ダイビングライセンス(Cカード)がないとダイビングできない?
さて、ダイビングライセンスの種類をつらつらと書いてまいりましたが、ダイビングはライセンスがないとできないのか?
答えはノーです。ダイビングはライセンスがなくても「体験ダイビング」という形で水中世界を体験することができます。
ただ、あくまでもライセンスがない=知識や経験がない方向けのコースになるので、ネットや雑誌で見るような場所へは連れて行ってもらえません( ゚Д゚)
趣味としてダイビングを楽しみたい!
雑誌で見るような場所で潜ってみたい!
となると必ずCカードは必要になってきます。
まとめ
潜りたい場所ややってみてたいダイビングスタイルによって、取得しなければならないCカードの種類は変わってきます。
この記事が少しでもお役に立てればと思います。
安全に楽しくダイビングを楽しむために必要なCカード。
これは国内も海外も同じです。
まずはダイバーとしての基本的な知識とスキルを身につけCカードを取得し、インストラクターに安全管理をしてもらいながらダイビングをしていきましょう!
Cカードを取得すれば、日常生活では決して味わうことができない素晴らしい世界がまっています!
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